広東省広州市の警察は13日、国際宅配便を使った覚せい剤の輸出未遂事件を摘発し、外国人2人を拘束した。中国新聞網が13日伝えた。

 警察によると2人は、広東省広州市悦越秀区の物流会社に、LEDスタンドと称するダンボール箱入りの荷物を持ち込み、オセアニアの某国に国際宅配便で送るよう依頼した。

 物流会社の係員は、高い輸送代金を払い、安価な日用品であるLEDスタンドを先進国の某国に送ろうとしていることに不審に思い、荷物を調べたところ、スタンドの台座に、白い結晶が入った小袋20個が隠されているのを見つけた。

 通報を受けた警察が調べたところ、小袋入りの白い結晶は覚せい剤で、計1キロあった。まもなく、同省東莞市内のマンションを捜索し、2人を拘束した。

 広州市の警察は今年に入り、覚せい剤など違法薬物の取り締まり活動を強化している。警察によると、密売業者が摘発を逃れようと、大量の覚せい剤などを市内の文具、食品の問屋街にある物流会社から、商品に紛れ込ませて国際宅配便で海外に送るケースが増えているという。



(参考)http://finance.ifeng.com/a/20160413/14320807_0.shtml