国立研究機関、中国農業科学院ハルビン獣医研究所の陳化蘭研究員の研究チームはこのほど、 H1N1新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)がヒトからヒトへ感染する能力を獲得したとする最新の研究成果を米科学アカデミーの紀要に発表した。研究チームは、ヒト間で爆発的な感染(パンデミック)を起こす恐れが高いとして、警戒を呼び掛けた。光明日報が伝えた。

研究チームによると、2010年以来、観察を続けた結果、中国の豚の中から「ユーラシア鳥インフルエンザ類似株H1N1新型」が広い範囲で見つかった。ウイルスの遺伝子が多様化しており、多くがヒト間で効率良く感染する能力を備えている。しかし、現在のワクチンやヒトの免疫能力では対処できない。



(参考)http://news.ifeng.com/a/20151231/46899658_0.shtml