ニュースサイトの中国網によると、国家衛生健康委員会の高級顧問で、感染症の専門家である鐘南山氏は16日、新型コロナウイルスについて、中国は現在、海外感染の患者を起点とした国内感染拡大の恐れに直面していると指摘した。鐘氏はまた、無症状にさらに注目する必要があることを強調した。(写真は東網のキャプチャー)
鐘氏は「中国の感染拡大は、基本的に抑制された。中国で増加中の新型コロナ患者は、大部分が海外での感染者だ。われわれは、無症状感染者に特に注目するべきだ」と述べた。鐘氏によると、無症状感染者の潜伏期は大半が3~7日、最大で14日。患者の50%は発熱がなく、せきと脱力感が初期症状。感染者と接触したり感染地域から戻った人への注意と対策が必要だという。
また、鐘氏によると、新型コロナ患者からは心臓、脳、腎臓への影響がみられる。特に患者の25~30%は腎臓に現れ腎臓小管が壊死することがある。鐘氏は、患者の発見のため、コンピューター断層撮影(CT)を強化する必要があると指摘した。
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