2020年4月9日任 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、北京市西城区の当局は6日、不動産開発会社、華遠集団(北京市)の元トップで著名実業家の任志強氏(69)を重大な規律違反と違法行為で拘束したと発表した。発表文は、任氏の具体的な行為については触れていない。任氏は、共産革命に参加した政府指導部の子弟で、共産党中枢にも太い人脈があるとされる。(写真は博訊新聞網のキャプチャー)

 識者によると、任氏が先に、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策をめぐり、習近平国家主席ら政府指導部を激烈に批判する文章をネットに掲載したことが拘束の原因。任氏は最終的に厳罰を課される恐れが強いが、文章の内容が広まることを恐れ、今後も罪状を明らかにすることはないとみられる。

 文章は、中国共産党が当初、感染状況を隠ぺいして感染拡大の原因を作りながら、都市封鎖など後の対策進展を習主席の功績とし、世界保健機関(WHO)など称賛を得たことを欺まんと批判。報道の自由の圧殺も、感染拡大で国民に苦しみを与える原因になったと非難した。