2020年4月6日悼ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、新型コロナウイルス感染拡大の発端となった中国で、先祖の墓参りをする祭日にあたる「清明節」4日、「全国哀悼」の活動が行われた。習近平国家主席ら国家の指導者や国民が同日午前10時、同ウイルス肺炎の死者に3分間の黙とうをささげ、通行中の自動車や列車、船がクラクションや警笛を鳴らして死者を悼んだ。(写真は博訊新聞網のキャプチャー)

 4日は中国全土の政府機関のほか外国大使館や総領事館が半旗を掲げたほか、娯楽施設がすべて休業した。香港メディアの東網によると、ネット上で全国哀悼活動をからかう発言を行ったしたとして、16~25歳の男女6人が警察から処分を受けた。いずれもオンラインゲームやライブ配信が4日、停止されたことへの不満を示し不適切な発言をした。

 4日の活動では、新型コロナウイルスの感染拡大に警鐘を鳴らしたが、ウイルス感染で死去した湖北省武漢市の医師、李文亮氏も国家的追悼の対象となった。李氏は、同ウイルスの感染拡大をいち早く告発したが、不当な発言として警察の処分を受けた。死後は一転して、国家に身を捧げた国民に対する最高の栄誉とされる「烈士」の称号を与えられた。


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