2020年4月2日食 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中国各地では物資不足のうわさから住民の買いだめ騒ぎがしばしば起きている。湖北省でもこのほどネットに、食糧不足のうわさが流れ、多数の住民がスーパーマーケットに殺到。食糧や食用油を買い込んだ。香港メディアの東網が1日伝えた。

 湖北省糧食局は1日、省内の食糧・食用油企業617社が操業を再開し、食糧は1年分以上の在庫があるとして、冷静になるよう住民に呼びかけた。同局によると、中国政府の規則で、大中都市は米、小麦粉、食用油などを30日分備蓄することを義務付けられている。武漢市は食糧は38日、食用油は104日分の在庫があるという。

 武漢市では食糧・食用油企業41社が操業を再開しており、食糧加工と食用油生産量は1日1500トンに上る。湖北省は食糧の産地で、毎年500万トンを省外に販売しているが、新型コロナの影響で省外への販売が制限を受けた。このため、米と小麦粉などの備蓄量は、市場での販売量の3カ月分あるという。


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