
現場付近では最近、連日雨が降り、線路脇の斜面から土砂が崩落した。運転手が土砂に気づき、急ブレーキをかけたが間に合わず、衝突して乗り上げた。列車の2~6両目がが横転し、1両目の発電用の車両が炎上した。
列車には乗客654人と鉄道会社の職員37人が乗っており、重傷の4人はいずれも乗客。職員は5人が軽傷を負った。無事だった乗客は、別の鉄道に乗換えて目的地に向かったという。
事故を起こした列車は、済南を出発、湖北省・武昌駅、湖南省チン州駅などを経て広州駅に向かっていた。新型コロナウイルスの感染拡大後、山東省発で湖北省を経由する列車はこの列車が初めてだった。今回事故が起きた区間は、2006年にも大雨が原因で土砂崩れが起き、列車の運行に影響が出た。
★参考情報★
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