2020年2月18日人 今年の全国人民代表大会(全人代=国会)が延期となる可能性が高まった。新華社通信によると、全人代の栗戦書委員長は17日開いた委員長会議で、全人代の常務委員会を2月24日に開催し、第13期全人代・第3回会議延期の決議案などの審議を提案した。

 全人代の延期の提案は、新型コロナウイルス肺炎の拡大のため。中国メディア、第一財経によると、栗委員長は全人代を延期する決議案について「全人代の代表(議員)は3000人に近い。3分の1は省・市の幹部で、感染対策の第一線におり、それぞれの持ち場で重責を果たしている」と指摘。「全人代を延期する必要があると考える」と述べた。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北京の消息筋は、全人代と同時期に北京で開かれる国政助言機関の全国政治協商会議(政協)も延期されると述べた。全人代とともに、今年の下半期に開かれる見通しという。

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