2020年2月12日天米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、天津市宝テイ(土へんに低のつくり)区のデパート「宝テイ百貨大楼」の従業員や客に、新型コロナウイルス肺炎の患者が多発している。10日現在の患者は30人と、天津の患者数の3分の1を占める。

 同区政府は、周辺部を結ぶ主要道路の通行を規制した。天津市疾病対策予防センター・感染症予防対策室の張穎主任は「デパートは閉鎖された空間で、ウイルスは繁殖しやすい。第3世代になると、感染拡大防止が非常に難しくなる」と指摘している。

 同区の毛勁松区長は7日、隔離観察を行っているデパートの販売員が194人に上ることを明らかにした。また、買い物客約9200人も特定しており、自宅待機を求めた。

 ニュースサイトの新京報網によると、このデパートで1月に買い物した区内の女性(66)が同肺炎を発症し5日に死亡し、天津で初めての死者となった。



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