2020年1月29日撤 国家衛生健康委員会は29日、、同日午前零時現在、新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が5974人、累計の死者が132人になったと発表した。2002~03年に中国と海外で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、中国の感染者は5327人とされ、新型コロナウイルス肺炎の感染者は29日までにこれを上回った。

 28日に新たに感染者1459人が増加し、うち263人が重症。死者は新たに26人増え、うち25人は湖北省、1人は河南省だった。また、新たに患者は3248人。チベット自治区で患者1人が初めて見つかり、中国31省(自治区・直轄市)の全部で患者が確認されたことになる。

 中国本土以外の患者は、香港が8人、マカオが7人、台湾が8人となっている。  

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、日本を含む各国は、武漢市在留の国民を帰国させ始めた。政府が在留邦人の退避支援のためチャーターした全日空機1機が29日、羽田空港に到着した。1機目には206人が搭乗した。茂木敏充外相によると約650人が帰国を希望している。早ければ29日にも2機目が武漢に向かう。  

 フランス政府が派遣したチャーター便の第1便は、30日、パリに到着する予定だが、搭乗者に発症者はみられないという。韓国政府は28日、チャーター便4機を派遣し、約700人を退避させると発表した。英国政府も自国民の退避を検討している。

★参考情報★

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新型コロナウイルス肺炎患者4515人 死者106人に 北京でも