2020年1月8日貿 中国政府系メディア「環球時報」の英語版は6日、米中貿易協議の第一段階の合意について「急ぐべきでない」とする論評を掲載した。論評は、米中両国は、合意内容の細部を詰める作業に入っているが「急ぐことは重要でなく、実質的な中身と実行できるかどうかが重要」と指摘した。(写真はVOAのキャプチャー)

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、トランプ米大統領は、今月15日に第1段階の合意文書の調印が行われるとの見通しを示していた。環球時報の論評が出たことで、中国側が調印のため代表団を米国に送るかどうか不明朗になったとの見方が出ている。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカも、トランプ大統領が昨年12月末、第一段階の合意文書の調印が15日に行われると宣言したが、中国政府は沈黙を続けたままだと報じた。香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、劉鶴副首相が率いる中国代表団が4日、ワシントンで合意文書に調印すると伝えていた。

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