2020年1月6日震 中国新聞網によると、広東省珠海市香洲区沖約30キロの海域で5日午前6時55分ごろ、マグニチュード(M)3.5の地震が起きた。その後も最大でM2.1の余震が2回あった。震源付近を通る香港とマカオ、広東省珠海市を結ぶ港珠澳大橋に影響はなかった。けが人の情報もない。(写真は東網のキャプチャー)

 港珠澳大橋管理局によると、同橋は、建設予定地に地震の発生史がないことを確認した上で設計された上、中国の地震階級で震度8以上の地震に耐えられる構造になっている。M3.5だと震度2、3程度なので、影響は考えられないという。

 「港珠澳大橋」は2018年10月23日、習近平国家主席が出席して開通式が行われた。橋は片道3車線の自動車専用として造られた。

 広東省応急管理庁と同省地震局によると、震源の深さは12キロ。中国新聞網によると、香港の南西41キロで、香港でも揺れを感じた。

 珠海市地震局によると、同市周辺は地震が少ない地域だが、人体が感じないほどの微小地震は毎年起きている。科学的に正確な記録が残る時代になってから、被害が出る地震が発生したことはない。

★参考情報★
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