2019年12月9日港 台湾・中央社によると、香港の民主派団体、民間人権陣線(民陣)は8日夜、同日香港で行われたデモの参加者が約80万人に上ったと発表した。香港警察によると、ピーク時の参加者は18万3000人だった。同日のデモは、12月10日の「世界人権デー」の絡むデモとして呼びかけが行われた。8日午後9時現在、デモ参加者のほとんどは活動を終えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、デモ参加者は「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、革命の時だ)」のスローガンや、警察の暴力の責任追及などを求める横断幕など掲げて行進。日没後は、「民主主義の光が香港を照らす」の意味で、参加者がスマートフォンのライトを点灯した。

 民陣によると、香港で数十万人のデモが行われた6月9日から6カ月が経過した。民陣は8日発表した声明で、6カ月間に、若者6000人近くが拘束されたことを明らかにした。

 世界人権デーは、1948年12月10日の国連総会で世界人権宣言が採択されたことを記念して定められた。
 一方、香港警察は8日、過激グループの摘発、銃と実弾100発以上を含む武器を発見したとして11人を拘束したと発表した。警察によると過激グループは、デモ行進時に銃で誰かを遅い、警察に責任転嫁するつもりだったとしている。


★参考情報★
ーーーーーーーーーー
香港で再び数万人デモ 尖沙咀で警察と衝突も
香港区議選で親中派惨敗 中国は外国の干渉結果と総括
米大統領「香港人権・民主主義法案」に署名