2019年12月3日特米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、トランプ米大統領は3日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会談のため訪れたロンドンで、米中貿易交渉の第一段階の合意が米大統領選挙後にずれ込むとの見通しを示した。(写真はVOAのキャプチャー)

 米中両国はこれまで、交渉は既に合意に達したと表明しているが、数度にわたり調印が延期されている。 

 トランプ大統領は、年内に合意文書への調印を終えるとする目標について「われわれは期限を設けていない。大統領選挙まで待ちたいというのが私の考え」などと述べた。

 トランプ大統領が「香港人権・民主主義法案」に署名したことで、米中関係が緊張している。米中が貿易交渉で合意に達しないと、12月15日に予定されている新たな制裁関税が発動されることになる。スマートフォンやノートパソコンなど中国が生産する多様な製品が対象に含まれる。

★参考情報★
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米大統領「香港人権・民主主義法案」に署名
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