2019年11月18日岩 スパイ容疑で中国に拘束された北海道大学の岩谷将教授が15日までに、釈放され帰国した。中国のニュースサイト、人民網によると、中国外務省の耿爽副報道局長は同日、定例記者会見で、岩谷教授に教育・訓戒を行ったところ、過ちを認めたため当局が保釈を決め、岩谷教授は同日帰国したと述べた。(写真は人民網のキャプチャー)

 副報道局長によると、中国国家安全省は9月8日、岩谷教授の宿泊先ホテルで、教授が収集した中国国家機密の資料を押収し、教授への取り調べを初めた。岩谷氏は機密資料を集めたことを自白し、同省は、岩谷教授の行ないが刑法と反スパイ法に違反すると判断した。

 副報道局長によると、岩谷教授の取り調べ中、中国は「ウィーン条約」、「日中領事協定」などのを順守。駐中国の日本大使館に迅速に通知したほか、領事との接見を認め、教授の合法的権利を順守した。


★参考情報★
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●北大教授、中国が拘束か 準公務員の拘束初めて