2019年11月11日港 台湾・中央社によると、香港の反政府デモに参加していた、香港科技大の男子学生、周梓楽さん(22)がビルから転落死した事件を受け、香港各地の商業施設で10日、追悼と抗議の集会が行われた。(写真は香港01のキャプチャー)

 香港各メディアによると、10日集会が行われたのは、新界地区のゼン(草かんむりに全)湾、沙田、屯門や香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)など。沙田の新城市広場前では午後1時ごろから市民10数人があつまり、ろうそくや折り鶴を置くなどして大学生を追悼した。ゼン湾では、警察による暴力に抗議していたデモ参加者に、催涙弾が打ち込まれた。

 中央社によると、周さんは、香港・新界地区の将軍澳ニュータウンでデモに参加した後、駐車場ビルの中で倒れているのが見つかった。上の階から下に転落したとみられ、頭に重傷を負っており、病院に運ばれたが8日死亡した。

 デモ支持派の市民からは「警察の催涙弾を避けようとして転落した」などの情報が飛び交ったが、詳しいことは不明。6月から続くデモに関連して死者が出たのは初めてとみられている。

★参考情報★
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