2019年11月4日港「逃亡犯条例」改正反対をきっかけとする香港の大規模デモは3日、警察の過剰な暴力への反対を訴えて、7地区で行われた。当局の発表によると、4日午前7時半までに警察との衝突で19~55歳の17人が重軽傷を負った。うち2人は重傷だという。台湾・中央社が伝えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 香港島北東部の太古城地区では3日午後7時ごろ、男が果物ナイフでデモ参加者に切りつけた。男はまもなく、周囲の参加者から袋たたききに遭ったが、止めに入った民主党区議会議員の趙家賢氏の左耳をかみちぎった。香港メディア香港01によると、男は精神病歴があった。

 同地区の騒動で、男を含む5人がけがして病院に運ばれた。うち刺された男性ら2人が重体となっている。趙議員のけがも重く、耳の縫合手術が必要だという。

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