2019年10月21日北北海道大学の教授が9月末、スパイの疑いで中国当局に拘束されたことが分かった。日本の準公務員の国立大の教授が中国で拘束されるのは初めて。日本政府は、日本駐在の中国大使館に照会を行った。香港メディア東網が日本の報道を引用し伝えた。

 関係者によると、教授は40代で、かつて防衛省防衛研究所と外務省への勤務経験がある。日本のネット上では、北海道大学の岩谷将氏ではないかとする見方が掲載されている。岩谷氏は、日中戦争時の日中関係や日本陸軍の政策などの研究を行っているという。

 中国は2014年にスパイ防止法、翌年には国家安全法を制定。2015年以降、これまでに少なくとも13人が、スパイ容疑で中国に拘束された。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、今年5月には北京中級法院が、2016年に中国当局に拘束された日中交流団体理事長に懲役6年、海南省の裁判所が温泉の探査中に拘束された50代の日本人男性に対し懲役15年の判決をそれぞれ言い渡した。

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