2019年10月16日化 15日付の南方都市報(電子版)によると、広西チワン族自治区の陸川県北部工業園にある化学品製造会社、広西蘭科新材料有限公司の工場で、15日午前11時15分ごろ作業中に爆発が起き、作業員4人が死亡、6人が重軽傷を負った。

 地元紙によると、作業員が樹脂を混ぜて接着剤を製造する試験作業中、反応釜で爆発が起きた。当局は、作業手順などに問題がなかったかなど、事故原因を調べている。同社は今年4月、危険化学品の製造許可を取得したばかりだった。

 事故直後、工場から白い煙が大量に立ち昇り、多数の工員が工場から逃げた。住民多数も避難した。工場の建屋は骨組みだけを残して壊れ、敷地内にがれきが散乱した。
 同社は、リサイクル会社の子会社として2010年に発足。合成樹脂、固化剤、鋳物用塗料、接着剤、不凍液などを製造している。

 中国各地で化学工場で爆発事故が続いている。9月末には、浙江省寧波市寧海県の化学品メーカー「寧波鋭奇日用品有限公司」で工場ば爆発炎上し、19人が死亡した。7月末には遼寧省葫蘆島市で2人が死亡。今年3月には、江蘇省塩城市響水県の江蘇天嘉宜化工有限公司の爆発事故では78人が死亡、566人が重軽傷を負った。


★参考情報★
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化学工場で爆発炎上、19人死亡 日用化学品を製造 浙江