2019年10月9日籠 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国中央テレビ局(CCTV)は8日、米プロバスケットボールNBAの試合の放送を当面中止すると発表した。NBAの最高責任者であるアダム・シルバー・コミッショナーが7日、香港の反政府デモを支持する発言を行い、中国が反発している。中国外務省は「中国の民意を理解するべきだ」とのコメントを発表した。(写真はRFAのキャプチャー)

 香港のデモを巡り、NBAのヒューストン・ロケッツのゼネラル・マネジャー(GM)であるダリル・モーリー氏がツイッターで支持する発言を行ったが、間もなく撤回して謝罪。米政界などから、拝金主義との批判が出た。シルバー・コミッショナーは7日「事件はNBAに経済的な影響を与えるが、言論の自由など中核的な価値は、NBAの一部をなす」と語り、モーリー氏の発言を擁護した。

 コミッショナーは8日さらに「多様性に対する支持は、NBAの成功の基本で、異なる価値観を尊重する。選手やマネージャーに発言しないよう求めることは、絶対にない」とさらに踏み込む発言を行った。
 CCTVは8日、コミッショナーの発言に強く反発し「国家の主権と社会の安定を脅かす言論は、言論の自由の範囲に属しない」として、プレシーズンマッチの放送を中止すると発表した。

 台湾・中央社によると、中国最大のソーシャル・メディアの騰訊(テンセント)も8日、NBAのプレシーズンマッチの放送を中止することを明らかにした。


★参考情報★
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