2019年10月8日鉄 台湾・中央社によると、香港政府が4日、超法規的な「緊急状況規則条例」(緊急条例)を発動、デモ参加者の「覆面禁止規則」を制定したことに反発し、反対派の一部が7日、香港鉄路(MTR)の駅数カ所に侵入して施設を破壊したほか、道路に障害物を置いて交通を混乱させた。警察は、強制排除は行わず、催涙弾を発射して対応した。(写真は香港01のキャプチャー)

 香港では週末に続き、祝日の7日も、九竜半島の旺角と新界の沙田など各所でデモが行われた。旺角ではデモ隊が警察署を取り囲み、その後数人が逮捕された。沙田では、MTR馬鞍山線の沙田囲駅で券売機などが壊され、その後、他の駅や近くの中国資本の商店が壊された。その他、新界の元朗、将軍澳、大埔、太古などで施設の破壊や放火が起きた。

 香港メディアの香港01によると、MTRは7日、54駅を閉鎖したほか、地下鉄と電車の運転を午後6時で取りやめた。8日も13駅が閉鎖し、 LRT(次世代型路面電車システム)4線が運休した。


★参考情報★
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