2019年10月8日干 湖南省気象局は6日、異常な高温と少雨が続き、同省の89県・市で干ばつが起きていることを明らかにした。張家界、常徳、岳陽などの各地で特に深刻化している。中国紙・経済日報(電子版)が7日伝えた。(写真は経済日報のキャプチャー)

 専門家によると、湖南省の大部分では9月以降、異常な高温と少雨が継続。10月の4、5日には省内の多くの地区で35~37度の高温になった。省都の長沙市はこの時期としては過去最高の37.2度を記録した。
 省気候センターによると、9月から10月初旬までの湖南省の平均降水量は16ミリで、前年同期より76.9%も少なかった。記録を取り始めた1951年以降、史上3位の少雨となった。

 気象局によると、寒気の到来とともに湖南省の気温は低下を始めたが、当面、雨が少ない状況は続きそう。農業生産のほか、一部地区では飲み水にも影響が出る可能性があるとして、対策を呼びかけている。


★参考情報★
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