2019年10月2日銃米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、中国建国70周年を迎えた1日、香港各地では、警察の許可を受けないままデモが行われ、一部で警官隊との激しい衝突が起きた。新界地区のセン(草かんむりに前)湾地区では、警官が拳銃を発射し、男性高校生(18)が左胸を撃たれ重体になった。(写真はVOAのキャプチャー)

 香港紙・明報(電子版)によると、同日午後10時現在、デモに絡み、11歳から75歳の男女74人が病院に運ばれた。撃たれた高校生を含め男性2人が重体だが、1人は心臓病の発作で、発砲などと無関係という。

 1日は午前8時、建国70周年を祝う式典がコンベンション・アンド・エキシビション・センターで行われた。早くも正午すぎ、民主派政党主催のデモが香港島中心部の銅鑼湾(コーズウェイベイ)などで始まった。九竜半島と新界の油麻地、佐敦,旺角、黄大仙、深水ホ(土へんに歩)、沙田、屯門で、デモ隊と警官隊の衝突が起きた。

 香港鉄路(MTR)のセン湾線は、全線が運休し約20カ所の駅が閉鎖された。

★参考情報★
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