
林鄭長官は9月4日、条例改正案の撤回を発表したが、民主派は行政長官の直接選挙など「5大要求」を掲げてデモを続けている。同日の集会で林鄭長官は「5大要求は聴いているが、現在の問題はもっと幅位広い。香港がどうあるべきか、政府と市民の直接対話が必要だ」と述べ、対話の継続を約束したが、新たな譲歩は示さなかった。市民側の出席者の多くは、デモ隊に対する警察の行き過ぎた暴力を調査するため、独立委員会を設置するよう求めた。
台湾・中央社によると、体育館の周辺では中学・高校生約200人が「人間の鎖」をつくり、「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、革命の時だ)」のスローガンを叫んだ。そのほか、市民数百人が集会を行い「5大要求」の受け入れを訴えた。
★参考情報★ーーーーーーーーーーーー
●香港各地でデモ継続 長官の撤回宣言も効果なし
●「逃亡犯条例」改正案、香港行政長官が撤回 他の要求は拒否
●中国政府、香港長官の支持表明 「5つの要求」は拒絶