2019年9月6日登 江西省衛生健康委員会は5日、同日午後零時現在、同省樟樹市と新幹県でデング熱に641人が感染し、うち392人が全快したと発表した。感染者数は樟樹市が598人、新幹県は43人だった。重症者はいないという。中国新聞網が同日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)


 同委員会に調査では、東南アジアの旅行からの帰国者が感染源。樟樹市、新幹県とも緊急対応措置を発令して、患者の治療と蚊の発生防止など対策を進めている。同委員会が現地に派遣した医療専門家チームによると、感染拡大は防止できる見通しだ。

 新華社によると、東南アジアのフィリピン、ベトナム、マレーシアなどで、今年はデング熱の感染者が前年同期に比べ急増して減らず、各国当局が対策を急いでいる。

 フィリピンでは7月末現在、前年同期の2倍の16万7000人が感染し、622人が死亡した。ベトナムは7月末までの感染者が前年の3倍を上回る10万5000人で、10人が死亡。マレーシアでも8万2000人が感染し、8月4人までに113人が死亡した。

★参考情報★
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台湾でデング熱流行 中南部で新たに10人、今年102人に <