上海市公安局(警察)のキョウ(龍の下に共)道安局長は3日、記者会見で、警察が上海市の街頭などに設置した監視カメラは2万4000台で、今後も場所や状況により増やす考えを明らかにした。先に上海で、米会員制卸売大手コストコ・ホールセールが開業した際、多数の客が殺到した例を挙げ、客数が限界を超える場合は、直ちに自動通報できるよう、警察が入り口近くに監視カメラを設置する考えを示した。台湾中央社が伝えた。(写真は、台湾・中央広播電台のキャプチャー)
英研究所「コンパリテック」によると、人口1000人あたりの監視カメラ設置数のランキングで、世界上位10都市のうち8都市は中国が占めた。上海は世界3位だった。ただ、コンパリテックは、上海の設置数を280万台としており、局長が示した数字と隔たりがある。
局長によれば2万4000台は、警察が設置したもの。市民や企業の監視カメラの数を、公安局は把握していないという。 局長によると、コストコの開業時、半日で警察の予測を超える2万人が殺到。警察官が出動して誘導にあたったが、コストコは一時休業を決めた。
★参考情報★
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●米政府、中国監視カメラ最大手へ米技術提供禁止へ
●米国土安全保障省、中国製ドローン使用に注意呼び掛け
●モスク300カ所に監視カメラ NZ事件引き合いに弁明-新疆