2019年8月29日陥 浙江省杭州市中心部の建国北路で28日午前10時ごろ、路面が大きく陥没し、アパートなど周囲の建物が傾斜した。また、都市ガスが漏れて周囲に臭いがたちこめた。けが人はなかった。地下鉄会社の杭州地鉄によると、地下鉄5号線の工事現場で起きた出水事故が原因とみられる。中国経済網が28日伝えた。 (写真は東網のキャプチャー)

 地元当局によると、同日午後1時半までに事故現場周辺の約200世帯の住民が、近くのホテルなどに避難した。警察が周囲の交通を規制している。また、市当局が車両多数を派遣して、陥没した場所へコンクリートを注入する作業を始めた。  

 香港メディアの東網によると、事故を目撃した住民は「あっと言う間に地面が崩れ落ちた」と述べた。付近の商店主は「最初、路肩の石が盛り上がった後に陥没したので、店員を避難させた。まもなくガスの臭いがした」と話している。  

 建国北路では昨年12月にも、地下鉄5号線の工事現場で陥没が起きた。今年3月にも、同市建国中路地区の地下鉄工事現場で、下水の漏出と路面の陥没が起きた。

★参考情報★
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