2019年8月28日電 山東省済寧市高新区のテーマパーク「東方之秀楽園」内の水遊び場で24日午後1時30分ごろ、行楽客が感電して倒れた。5歳から11歳の男女児と女性(30)が病院に運ばれたが、26日午後3時までに男児(11)が死亡した。他の3人も重軽傷を負い、治療を受けている。中国経済網が27日伝えた。

 高新区の当局によると、プールの水に電気が漏れた疑いがあり、「東方之秀」に休業を命じた。警察は、テーマパークの担当者2人を拘束し事情を聴いている。

 中国各地のプールを備えたテーマパークで故障事故が相次いでおり、最近の1カ月間で少なくとも51人が死傷している。

 7月には安徽省黄山市のテーマパークで、エアクッション式のスライダーが陥没し、遊泳客5人が巻き込まれて女児(8)が窒息死した。その9日後には吉林省竜井市の波の出るプールで想定外の大波が発生、遊泳客44人が足を骨折するなど重軽傷を負った。

★参考情報★
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大型プールで故障事故相次ぐ 1カ月で51人死傷
プールで想定外の大波 44人重軽傷、制御装置が故障 吉林
観光地で遊覧車が横転 1人死亡、十数人けが 浙江