2019年8月20日空 羽田発中国・北京首都国際空港行きの全日本空輸NH963便(ボーイング787-8型機、乗客乗員225人)が15日夜、到着直前に激しく揺れ、乗客2人と客室乗務員2人がけがした。1人は手を骨折する重傷だった。香港メディアの東網が20日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 国土交通省によると、NH963便は15日午後7時23分ごろ、北京空港の北東140キロの5500メートル上空で乱気流に巻き込まれたとみられ、機体が激しく揺れた。トイレ前で並んでいた60代の女性が手を骨折、50代の女性が腰に軽傷を負った。客室乗務員2人も体をぶつけるなどして軽いけがをした。同便は午後8時、北京空港に到着した。事故は中国で発生したため、現地当局が原因の調査を行う。

 中国では乱気流への遭遇により今年3月、寧波発韓国・済州島行きの春秋航空便が着陸できず出発地に引き返した。17年6月には、パリ発雲南・昆明行きの中国東方航空便で26人が頭の骨折など重軽傷を負った。16年6月には上海浦東空港近くで中国国際航空便の17人が重軽傷を負った。

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