2019年8月16日豚香港メディアの東網によると、国家統計局は14日、7月の国民経済に関して記者会見を行い、アフリカ豚コレラ(ASF)の影響で供給が減少したため、豚肉の価格が前年同月比7.8%、食肉全体も4.9%それぞれ値上がりしたことを明らかにした。どちらの上昇幅も、3年ぶりの高さとなる。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、米農務省は15日、中国が8月2~8日に米国産豚肉1万2000トンを買い付けた。7週間ぶりの多さとなり、アナリストは、ASFの影響で減少した豚肉の生産を埋め合わせるためとみている。中国は世界最大の豚肉の消費国だが、ASFの感染拡大で豚数百万頭が殺処分された。

 ただ米中貿易紛争で、中国政府は昨年、米国産豚肉に62%の報復関税を課した。また、中国商務省は8月5日、米国産農産物の購入停止を公表した。今回の買付が5日の前か後かは分かっていない。

 国家統計局によると、中国では食肉のほか、熱暑や大雨など天気の影響で、7月は生鮮野菜も前年同月比2.6%値上がりした。たまごの価格も季節的な要因で7%上昇した。

 ただ、同局は食品価格全体が今後、大幅に上昇する可能性は小さいとみている。食品の価格は現在、豚肉と生鮮野菜・果物の値上がりで、前年同期比で9.1%上昇しているものの、穀物の価格が安定していることを理由に挙げた。

★参考情報★
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