2019年8月15日陥 江西省南昌市南昌県でマンション「南昌中駿雍景湾」の建設現場で、5号棟と10号棟の間で地面が約500平方メートルにわたって陥没した。けが人はなかった。開発会社は建物に影響はないと説明したが、購入者から疑問の声が上がっている。中国新聞網が伝えた。

 航空写真によると、陥没現場は黒いシートで覆われている。マンションの物件販売所は閉鎖された。開発会社の南昌駿捷房地産開発有限公司は物件購入者に対し「作業員にけが人はなく、建物には何も影響がない」と文書で説明した。  購入者は、開発業者の説明には説得力がないと批判している。同社担当者も「最終的には政府による鑑定結果を待つ必要がある。2~3カ月かかる」と話している。

 南昌市政府は2017年3月から、住宅価格抑制のための購入規制策を始た。「南昌中駿雍景湾」は同市で初めて、価格に制限を設る代わり購入を規制しない住宅として建設が行われている。  

 中国では路面や建設工事現場での陥没事故がしばしば発生。7月には山東省青島市の地下鉄駅の工事現場で地面が陥没し、作業員1人が転落して死亡した。江蘇省南京市江寧区の建設工事現場で地面の大規模な陥没が発生、付近の住民が避難した。


★参考情報★
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南京の建設現場で陥没、付近のアパート傾き住民避難
青島地下鉄工事現場でまた路面陥没 作業員1人死亡
歩道陥没し死亡不明4人=200世帯が避難、停電・断水も-四川