
中国の浙江海事局は28日、同日夜から8月1日夜まで、周山群島周辺で軍事活動が行われると発表。広東海事局も28日、8月2日まで東山島海域で軍事活動が行われるとして、注意を呼び掛けた。
台湾・中正大戦略国際関係研究所の林穎佑・助理教授によると、南シナ海、台湾海峡、朝鮮半島、東シナ海で有事が起きた際、相互に連動する可能性が高い。中国軍は今回の演習で、南シナ海や香港での有事の際、他の地域で敵が出現した場合、対処できるかを確かめる狙いがあるという。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾軍も29日、F16戦闘機多数を出動させて対艦攻撃訓練を実施し、ミサイル2発を発射した。また、陸上基地からも対艦、対空実弾射撃訓練を行った。中国軍をけん制する目的とみられる。
★参考情報★
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●米艦が台湾海峡航行 中国国防省が武力統一に言及直後
●空母「遼寧」が台湾海峡北上 台湾周回終え帰還へ
●カナダ艦艇が台湾海峡航行 中国空母は南シナ海へ