2019年7月30日海 中国軍が台湾の北方と南方にあたる浙江、広東両省沖で28日、8月1日までの予定で演習を始めた。中国軍は2つの戦闘に同時対処する能力を点検する一方、台湾有事の際、米軍の空母艦隊の来援を阻止する訓練も含まれるとみられる。台湾中央社などが29日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 中国の浙江海事局は28日、同日夜から8月1日夜まで、周山群島周辺で軍事活動が行われると発表。広東海事局も28日、8月2日まで東山島海域で軍事活動が行われるとして、注意を呼び掛けた。

 台湾・中正大戦略国際関係研究所の林穎佑・助理教授によると、南シナ海、台湾海峡、朝鮮半島、東シナ海で有事が起きた際、相互に連動する可能性が高い。中国軍は今回の演習で、南シナ海や香港での有事の際、他の地域で敵が出現した場合、対処できるかを確かめる狙いがあるという。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾軍も29日、F16戦闘機多数を出動させて対艦攻撃訓練を実施し、ミサイル2発を発射した。また、陸上基地からも対艦、対空実弾射撃訓練を行った。中国軍をけん制する目的とみられる。

★参考情報★
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