2019年7月25日山 新華網によると、23日午後9時20分ごろ、貴州省六盤水市水城県の鶏場鎮で山崩れが起き、民家21棟が土砂に埋まった。24日午後5時15分現在、13人が死亡、32人が行方不明になっている。このほか11人が救出され手当を受けている。(写真は新華網のキャプチャー)

 六盤水市応急管理局によると、崩れた土砂は200万立方メートル。現在、救援活動と被害状況の調査が進められている。習近平国家主席も事態を重く見て、遭難者の救出に全力を挙げるよう指示した。ただ、現場では大雨が降り、二次災害の危険性があるため、救出作業が中断している。

 中央テレビ局によると、崩れた斜面の高低差は500メートルで約1キロ先まで土砂が流れた。現場には戸籍上は77人が住んでいるが、うち10数人は出稼ぎのため外地にいる。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国では最近山崩れが頻発。23日午後4時には、貴州畢節市赫章県の野馬山鎮の高速道路の建設現場で山崩れが起きた。24日午前5次、雲南省紅河ハニ族イ族自治州の金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県の道路近くの山が崩れ3人が死亡、1人がけがした。

 中央政府の自然資源省と中央交通部中央気象局は24日、四川省南部、雲南省北部・西部、貴州省北西部で土砂災害の危険性が高まっているとの予想を発表した。


★参考情報★
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