
デモ参加者は、銅鑼湾(コーズウェイベイ)を出発し、湾仔(ワンチャイ)の警察本部近くまで行進した。一部は、デモの終点近くにある中国政府の出先機関「中央政府駐香港連絡弁公室(中聯弁)」を包囲し、庁舎に掛かる中国の国章に黒色の塗料を投げつけるなどした。

デモの軸は、犯罪容疑者の中国移送を可能にする「逃亡犯条例」への反対から、香港政府批判に移った。参加者は、6月に起きた大規模デモを、警察が暴動と定義したことに抗議。撤回とともに、裁判官を主体とする独立調査委員会の結成を求めた。さらに、行政長官と立法会議員全員の直接選挙も要求した。
★参考情報★ーーーーーーーーーーーー
●香港デモ隊と警官隊が衝突 28人けが、47人拘束
●逃亡犯条例は死んだ 香港長官表明も民衆反発
●香港デモ巡り英中の応酬激化 英外務省が中国大使批判