2019年7月19日台 博訊新聞網によると、中国国防省は14日、公式ウェブサイトで、南東部の台湾に近い沿岸の海空域で軍事演習を行うと発表した。ロイター通信は、米政府がこのほど台湾への兵器売却を発表したことや、蔡英文・台湾総統にトランジット名目の滞在を認めたことに絡み、米台をけん制する意味があると伝えた。(写真は風伝媒のキャプチャー)

 中国メディアによると、軍事演習は陸海空ロケットの4軍と戦略支援部隊の5大軍種が全部参加する。南東部は台湾の対岸で、最も敏感な地域とされる。中国は最近、台湾を意識した軍事演習を強化している。

 台湾メディアの風伝媒によると、台湾国防省も16日、中国軍の演習実施を確認し、動向把握を行っていることを明かした。中国国防省が演習を予告したことについて、台湾の士気をくじく狙いがあると指摘。「地域の平和と安定には無益だ」と演習を批判した。

 博訊新聞網によると、中国軍はこのほか10月1日の建国70週年の軍事パレードに向けて、北京市郊外の昌平区の基地で訓練を行っている。周辺住民によると、兵士の叫び声のほか、戦車や軍用機のごう音が聞こえるという。

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