2019年7月04日耿 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、香港で続く「逃亡犯条例」改正に反対するデモに絡み、英国のハント外相は2日、中国に対し、香港の自由が損なわれれば重大な結果を招くことになると警告した。ハント外相は、香港の自由の保障は「中英共同声明」に盛り込まれた両国の共通認識であり、法的効力のある合意内容は順守されるべきだと指摘した。(写真は東網のキャプチャー)

 ニュースサイトの東網によると、中国外務省の耿爽副報道局長は3日、ハント外相の発言に対し「昔日の英植民地支配者の幻想に浸っている」などと述べて強く反発した。

 台湾・中央社によると、中英両国は1997年の主権移管に先立ち、香港が中国本土と異なる権利と自由を50年間変わらず享受できることで合意している。

 英国のメイ首相も3日、議会で議員の質問に答え、香港のデモついて中国の指導者に直接懸念を伝えたことを明らかにした。首相は「香港の高度の自治と中英共同声明に書かれた権利と自由が尊重されることは極めて重要だ」と述べた。


★参考情報★
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