2019年6月19日首トランプ米大統領は18日、大阪で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で中国の習近平国家主席と貿易問題について話し合うと述べた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 中国紙・人民日報も、習主席とトランプ大統領が18日電話で会談したと報じた。トランプ大統領はその際、習主席との交渉を通じ、対立を解消する方法を急ぎ見つけたいと述べた。習主席は、米中の対等な対話が必要とした上「協力すれば双方に利益があるが、争えばともに傷つく」と応じたという。

 中国はこれまで、G20サミットでの米中首脳会談の可能性について沈黙を続けてきた。トランプ大統領は、習主席が会談に応じないなら、3000億ドル分の中国商品に制裁関税を発動する考えを示し中国をけん制してきた。

 トランプ政権高官は、米メディアに対し「両首脳が会っても、実質的な話し合いを意味する訳ではない。しかし、話し合うことはいいことだ」と述べた。

★参考情報★
ーーーーーーーー
3000億ドル中国商品に制裁関税 米政府、G20後に判断
米制裁関税は「経済テロ」 中国外務次官が過激批判