江蘇省泰興市の造船会社、江蘇揚子キン(森の形に金が3つ)福造船有限公司のドックで、門型クレーンが転倒し、作業中の3人のうち1人が死亡、1人がけがした。澎湃新聞が10日伝えた。

 泰興市党委員会宣伝部によると、吊り下げた物が重すぎたことが原因とみられる。同市応急管理局によると、市トップが事態を重く見て、担当部門の係官を現場に急行させた。現在、事故原因の調査を進めている。

 造船会社は、民営中国最大の造船会社で、「造船王」任元林氏が率いる揚子江船業集団公司の傘下。資本金は9000万ドル。高性能船と海上エンジニアリングマシンの製造、設計、部品製造を行っている。

 中国では建設工事現場でクレーンの転倒事故がしばしば発生。今年3月には、湖南省ゲン(さんずいに元)江市中心部のビル建設工事現場で操作員と作業員の2人が死亡した。2月には安徽省銅陵市で作業員3人、昨年12月には四川省雅安市と陝西省漢中市で作業員計5人が亡くなった。


★参考情報★
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建設現場でクレーン横転 操作員ら2人死亡 湖南
撤去作業中のクレーン横転 作業員5人死傷 湖南
工事現場でタワークレーン転倒 操作員ら2人死亡 四川