山東省威海市の龍眼港の造船所で25日午後4時ごろ、修理のため停泊中の福建省海運集団所属の貨物船「金海翔」で自動消火設備の二酸化炭素が漏れ、作業員ら10人が死亡、19人がけがして病院に運ばれた。ニュースサイトの鳳凰網が伝えた。

 金海翔では、修理作業中に二酸化炭素が漏れた。死傷者が乗組員か造船所の作業員かは不明。省政府の調査チームによると、貨物船の三等航海士が機器の操作を誤り事故につながった。警察が関係者を拘束して取り調べている。

 関係者によると、二酸化炭素を使った自動消火設備は、大型船のほとんどに搭載されている。火災の際、船員がいないことを確認した上で、担当者がバルブを開いて二酸化炭素を放出する。今回の事故は、パイプかバルブから漏れた可能性が高いという。

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