2019年5月17日倒 上海市応急管理局によると、16日午前11時20分ごろ、上海市中心部の長寧区昭化路で、自動車修理工場が改築工事中に崩落、作業員25人ががれきに生き埋めとなり10人が死亡した。新華網などが17日伝えた。

 香港メディア東網によると、工場は以前、高級自動車販売会社の上海東馳汽車有限公司が運営していたもので、床面積約3000平方メートル。事故時、作業員の多くが屋根の上で作業中だった。同社は、改築工事と無関係と説明している。
 上海消防救援総隊の消防車24台と150人が出動し救出にあたった。上海市の党・政府が全力で救助を行うよう指示、担当部門が事故原因の調査を始めた。 

 現場近くにいた飲食店の配達員は「大きな音とともにちりが充満し、ものがはっきり見えなくなった。しばらくして建物が倒れたのが分かった。消防車や警察の車が沢山出動してきた」と話している。

 中国では建設作業中に作業員多数が死傷する労災事故がしばしば発生。4月末には河北省衡水市のマンション工事現場で作業用エレベーターが落下し、乗っていた作業員13人が死傷。。3月中旬には、江蘇省揚州市で海底ケーブル用の塔の塗装作業中に足場が崩落し、作業中の11人が死傷した。


★参考情報★
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建設現場のエレベーターが落下 11人死亡2人重傷 河北
高所作業の足場崩落 作業員6人死亡、5人けが 江蘇
成都双流空港の工事現場で崩落 作業員17人死傷 四川