2019年5月15日婚ニュースサイトの澎湃新聞によると、河北省保定市安新県の安新県病院で11日午後6時ごろ、吐き気や下痢などの症状を訴える患者が次々に駆け込んだ。(写真は星島日報のキャプチャー)

 いずれも前日に同県のホテル「京漢君庭酒店」で開かれた、地元住民の結婚披露宴に出席していた。県当局の発表では県内外の病院で計75人が治療を受けたが、命に別状はない。当局は、細菌かウイルスが原因の食中毒とみて、ホテルに営業停止を命じた。

 県当局は緊急対応チームを結成。患者の治療に全力を挙げるよう病院に指示するとともに、食中毒の詳しい原因について調査を進めている。また、県内のホテルや飲食店を対象に、食品の衛生状態に関する検査を始めた。

 一方、河南省内郷県でも12日、法事の宴席の出席者が食中毒の症状を訴え、1人が死亡、45人が手当を受けたことが分かった。宴席は約100人が出席し10日に行われた。

 調べでは、地元の調理師が委託を受けて料理を作った。当局が食材を検査するなどして原因を調べている。