2019年5月8日浙中国軍が浙江省沖で5日から6日間の予定で実弾演習を始めた。航行禁止海域は台湾・基隆沖175カイリ(約324キロ)で台湾国防省が行動を注視している。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が7日伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 中国軍の演習は米国へのけん制との見方もある。米海軍艦艇がこのほど台湾海峡を航行したほか、米中の貿易紛争も激化しているためだ。ただ、台湾国防省の陳中吉報道官は今回の演習について「定期的なもの」と述べて否定している。

  台湾中央社によると、米海軍の艦艇2隻が4月28日、台湾海峡を航行した。米海軍の台湾海峡航行は今年4回目。台湾国家安全局の陳文凡副局長は2日、立法院(議会)で「米軍艦艇の台湾海峡航行は常態化している」と述べた。

 陳副局長によると、今年4月、米軍以外にフランス、ベトナム、タイ、オーストラリア、フィリピン、インドネシアの各軍の艦艇が、山東省青島沖で4月に行われた国際観艦式の絡みで台湾海峡を航行した。

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