2019年4月22日土香港メディアの東網によると、広東省各地で19、20の両日、雷を伴う大雨があり、広州、深セン両市の一部で道路が冠水した。深セン市南山区の工業団地では従業員宿舎が全壊し、女児が死亡した。

 広州市当局によると、広州白雲国際空港では20日午前11時25分までに遅延・欠航が約100便に上った。市内各所で路面が冠水し、一部では水位が乗用車の車体半分まで達した。深セン市福田区でも上空を黒い雲が覆って大雨となり、各地の路面が水に漬かった。

 深セン区南山区の工業団地では20日午後1時40分ごろ、大雨の影響で、「土留め」のコンクリート壁が倒れ、盛り土の上に建っていた従業員宿舎が全壊。従業員と娘の女児が生き埋めになった。従業員は自力で脱出、女児も救出されたが間もなく死亡した。

 気象情報サイトの中国天気網によると、広東省一帯の大雨は21日に終息したが、広州、肇慶、河源など同省中・北部ではなお局地的に大雨が降る恐れがある。

 専門家は、広東省では最近大雨が続いており、土壌が大量の水を含んでいるとして、土砂災害に警戒するよう注意を呼びかけた。

★参考情報★
ーーーーーーーーーーーーーー