2019年4月18日貿  米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は17日、消息筋の話として、米中貿易協議が5月末か6月初めに妥結する見通しだと報じた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が18日伝えた。

 消息筋によると、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン米財務長官が4月29日に北京、中国特使の劉鶴副首相が5月6日に首都ワシントンをそれぞれ訪れる。両国高官が妥結すれば、数週間かけて合意文書をまとめ、5月27日の米戦没者記念日に調印式を行う見通しだ。

 このタイムスケジュールはトランプ米大統領の先の見通しと一致している。大統領は4月5日、劉副首相とホワイトハウスで会談した際「われわれは今後4週間以内に答案の内容が分かる。その後、2週間の準備時間が必要だ」と述べた。

 また、米CNBCも消息筋の話として、貿易協議妥結のための米中首脳会談は、トランプ大統領の5月末の訪日前後となると報じた。

 米国は昨年、2500億ドル相当の中国商品に制裁関税を発動。中国も、1100億ドル相当の米国製品に対し報復の制裁関税を課した。

★参考情報★
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