2019年4月8日金 香港紙・蘋果日報(電子版)は6日、ネットを介した融資取引「ピア・ツー・ピア(P2P)金融」の著名会社「団貸網」が破綻し、広東省東莞市の本社で5日、個人投資家約1000人が抗議デモを行ったと報じた。(写真は蘋果日報のキャプチャー)

 同市では、武装警察官が巡回。地下鉄駅2カ所が閉鎖されるなど緊張した雰囲気に包まれている。住民によると、同市中心部は厳戒態勢が敷かれ、地下鉄の利用客は駅を出る際、身分証の提示を求められている。「団貸網」の投資家と分かれば警察官に体育館まで連行され「心理的なケア」を受けているという。

 中国新聞網によると、広東省東莞市公安局(警察)は3日、市民の資金を違法に集めていた疑いで「団貸網」摘発し、不動産や自家用機、自動車などの資産を凍結したと発表した。

 同公安局は、団貸網の債務返済を求めるなど、投資家の利益確保に最大限努力しているとした上、個人投資家らに対し、ネット上での風説の流布や集会の扇動などをしないよう警告している。

 「団貸網」は、唐軍氏が2012年に設立後に急成長した。香港メディア東網によると、同社はテレビ局の取材や東莞市長の視察を受けるなど、東莞市が認める優良会社と見られていた。中国本土のほか、香港や台湾の投資家もいたという。

 「団貸網」は一夜にして優良企業から違法企業に転落したことになり、個人投資家からは東莞市などの政府の責任を問う声が挙がっている。唐氏ら創業メンバー2人は3月末、警察に自首した。



★参考情報★
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