2019年3月27日蔵米国務省は25日、外国人らによるチベットに立ち入りを中国政府が組織的に制限しているとする報告書を米議会に提出した。中国外務省は26日、内政干渉だなどと反発した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 米国では昨年、米国民がチベット訪問を制限された場合、中国に対抗措置を取る「チベット相互入国法」が成立した。国務省の報告書は同法に基づき提出された。

 報告書によると、中国政府は組織的に米外交官、記者、観光客のチベット立ち入りを制限。米国人が昨年申請した、9件の立ち入り申請のうち5件は拒否された。テリー・ブランスタッド駐中国大使の申請も含まれる。

 米国人がチベットに入った後も、中国当局者が同行して行動を規制。現地人との交流を防いでいる。。
 中国外務省の耿爽副報道局長は26日「チベットのことは、純粋に中国の内政に属する。外国のいかなる干渉も許さない」と語った。

★参考情報★
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