香港、マカオではしかが流行しており、26日の時点で香港での感染者は25人に上った。空港や航空会社の職員、医療機関のスタッフも含まれる。香港とマカオの衛生当局は、空港などでワクチンの接種を始めた。博訊新聞網が同日伝えた。 

 マカオの感染者は25日夜時点で20人。病院の男性看護師(29)が最新の感染者で、発症前にはしかの患者1人と接触していた。

 香港の感染者26人は過去3年間で最多。うち8人航空関係者だった。うちキャセイパシフィック航空の男性客室乗務員(23)は1日、東京との往復便での勤務後、感染が分かった。3月中旬には、空港の保安検査や手荷物運搬の職員からも次々と感染者が見つかった。

 同航空の外国人機長(46)も感染したが、発熱は発疹など症状が出るまで7~8便の乗務をこなしていた。