2019年3月21日旗日本企業が制作する商品名「マスキングテープ」(MT)の包装紙の1つに、中国と並んで台湾(中華民国)の国旗・地図が描かれいるとして、中国のネット上で批判の声が上がっている。台湾紙・蘋果日報(電子版)が伝えた。(写真は蘋果日報のキャプチャー)

 中国のネットユーザー「手帳控万事屋」によると、マスキングテープの包装紙の1つで、図柄の中に、中国の国旗・地図の隣に、台湾のものが独立国家のように描かれていた。このユーザーは「受け入れられない気持ちがする。このように大きな企業が、1つの中国を知らないはずがない」と述べた。

 蘋果日報によると、日本企業は商品を共同企画した小売店とともに、配慮不足をわび、商品の販売をやめたという。

 外国企業の台湾の表記を巡る騒動が続いている。化粧品の米M・A・Cが、3月8日の国際婦人デーに合わせて顧客に送った広告電子メールの中で、中国地図に台湾が描かれていないことが分かり、謝罪に追い込まれた。昨年は、外国航空会社会社が、ウェブサイトなどで「台湾」の表記法を変えるよう中国当局に期限付きで命じられる騒ぎも起きた。


★参考情報★
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米化粧品広告に台湾なし ネットで反発、直ちに謝罪
台湾の表記問題、今度はイケアに波及 環球時報が批判
米航空3社が台湾の表記修正 民間企業への強要に米国務省が反発