2019年2月22日巴21日午前10時ごろ上海市浦東新区の楊高南路地区で「795線」の路線バスのタイヤが突然脱輪、高齢者に連れられ通行中だった男児(3)を直撃した。男児は頭を打ち、近くの病院に運ばれたが間もなく死亡した。地元紙・新民晩報(電子版)が22日伝えた。(写真は百家号のキャプチャー) 

 路線バス会社によると、左側後部のタイヤが突然外れ、道路脇に転がって行った。運転手は「停留所にとまる直前、車両に以上を感じ、スピードを落としたところだった」と話している。

 タイヤは通常、ボルト8本で固定されているが、現場では3本しか見つからなかった。運転手は出発前に車両の点検を行い記録を残していた。警察などが、詳しい事故原因を調べている。

 ニュースサイトの看看新聞によると、事故を起こしたバスは、地元のバス製造会社、上海万象汽車製造有限公司の製品で、市民からはしばしば車両の品質に苦情が出ている。今年1月には、「572線」を走る同社製バスが発火する事故を起こし、市当局が車両の全面点検を行ったばかりだった。 

 市当局者によると、路線バス会社の間では、費用節約のため車両の保守を怠るケースが目立つという。今回の脱輪事故を受け市当局は各社に対し、車両の点検を直ちに行うよう求めた。

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