中国商務省が劉鶴副首相が今月末訪米し、米中貿易摩擦問題の解決に向け話し合いを行うと発表する中、米ウォール・ストリート・ジャーナルは16日、ムニューシン米財務長官が2500億ドル相当の中国商品の一部または全部に対する制裁関税を撤廃することを提案していると報じた。香港メディアの東網が伝えた。

 米中交渉はライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が責任者。財務省報道官は、AFP通信に対し、ムニューシン財務長官はライトハイザー代表と米中交渉について意見交換しておらず、誰も関税について提案していないと述べ、同紙の報道内容を否定した。

 同紙の報道を受け、米ニューヨーク株式市場で一時株価が値上がりした。